青春18きっぷの旅-③
○○本線の名前に騙されるな!
こんにちは、杉さんです!
今日は全国を旅する前段の話として、時刻表を読んでいて気が付いたことをお伝えしたいと思います。
奥羽本線、函館本線、土讃線、その他諸々、それぞれの地域の主要幹線であることはお判りだと思います。
ところが、いつものように次はどこへ行こうか、青春18きっぷでその日のうちに行ける場所はどこまでなのか、思いは尽きないのですが、ふと意外な事実に気が付きました。
奥羽本線福島/米沢間6本、函館本線函館/長万部間4本、土讃線阿波池田/高知間6本
これって何の数なのかお判りですか?
青春18きっぷ愛用者のあなたならお判りかもしれません。
そうです、
それぞれの路線・区間で運行されている普通列車の一日あたりの本数です。
一時間ではありません、一日です。
さらに突っ込んでみると、それらは朝夕の通勤通学時間に集中するので、日中10時から16時までの6時間で見るといずれも1本ないし2本しか運行されていません。
同じ場所を走る特急列車の一日あたりの本数はそれぞれ22本、12本、19本となっているにもかかわらずです。
因みに、私の地元を走る東急池上線という電車があります。
東京随一のローカル線と皆様からとても愛されている電車です。
その池上線ですら、一日の本数は216本、日中は6分待てば電車は来ます。
私たち都会で生活する人間の感覚では、電車は少し待てば来るもの、都会を離れても新幹線が走るような場所ならせいぜい30分に1本は来るものと思い込んでいました。
ところが、現実はそんなに甘いものではないようです。
先ほどの3路線の他にも気が付いた範囲で上表に列挙してみました。
これらはほんの一例であることはお判りいただけると思います。
これ、知らないでいると取り返しのつかない事が起きますからくれぐれも気を付けてください。
その日のうちに予定の場所にたどり着けないとか、仕方なく特急列車やタクシーに乗って予定外の出費をしてしまったとか、
さらには、ここに出てくるような場所、特に各駅停車しか止まらない駅で途中下車でもしようものなら、タクシーは愚かコンビニも食堂もありません。
次の列車が来るまで、数時間という単位で飢えと寒さを忍ばなくてはならない、そんな笑うこともできない現実が十分考えられますので気を付けてくださいね。
フーテンの寅さんではないですが、行くあては風の吹くまま、気の向くままに任せようとか。
寝る場所が無ければ駅の待合室のベンチをお借りしようとか、そんなことが若いうちはいくらでもできました。
でも、還暦を超え、すでに前期高齢者となった身の上ではなかなかそれも許されることではありません。
あらかじめ行動計画を立て、宿泊する場所を家族に伝え、毎日必ず連絡を入れる。
少なくともそこまではやるようになりました。
それは大人になったから、いやいや歳をとったからということなのでしょうか?
あなたはどうですか?
2022年12月吉日